書きたいことを書きたいときに

日々思ったこと、感じたことを整理する為に書いています。

なんでもない日に思ったこと。


こんにちは!

「お前の顔は、
   中の上ってところだね♫」 

と父に言い聞かせられ育てられた

中之上(ちゅうのじょう)30代です。




中之上のお父さんは、今日仕事が休みのようで、


街へ美術展を見に行くと言って出かけていった。


車で駅に送っていったとき、なんでもないことだけど、

車をおりて駅のスロープを上がっていって、

最後にお父さんはこちらに振り向いた。


私はずっと見ていたから、目が合うと最後に手を振って車を出発させた。


なんでもないやりとりだったけど、


30過ぎの娘と、70前の父親が

駅でバイバイって。


と、少し笑えたのだった。



やっぱりお父さんが好きだなって思った。

帰ってからそのやりとりを思い返していたら、

涙がでてきた中之上。

はて、何の涙なんだろう。


昨日、お兄ちゃんの命日だった。

お父さんはどんな気持ちだっただろう。







母方のおじいちゃんが

自殺する前日に、私の家に来たことを思い出した。


夕方だったのかな、当時たしか小学校高学年だった私は

おそらく学校から帰って誰もいない家に1人いて、

そこへふらりとおじいちゃんがやって来た。


おじいちゃんの家と中之上の家は車で15分くらい離れている。


お母さんもお父さんもその時間はまだ

仕事だって知ってるはずだし、

暇だから孫の顔でも見に来たか、と思った。



といっても、いつも大して喋るわけでもない。

うちに上がって、しばらくすると帰っていく。



いつも、おじいちゃんはキンキンに冷えた砂糖水を好んで飲んだ。

昔の人だ。


その日もそれを出すと、何にも言わないでゆっくりのんで、

いつもより早く帰っていった。


孫なりに、なんとなく

おじいちゃんいつもと違う、なんかおかしい…?



と思っていた。



次の日、おじいちゃんが

夜に農薬を飲んで自殺したと

母方の長男のおじさんちから連絡があった。



おじいちゃん、やっぱりあのとき

何か思い詰めていたんだ。と思った。


そして、最後に私の顔を見に来てくれた?


それとも、思い詰めた気持ちをぶつける先もなく

行くあてもなく、

外孫が1人留守番する隣町の娘の家に

行くしか無かった…?



そのくらいの想像しかできなかった。





お父さんの人生

おじいちゃんの人生


お父さんとわたしの関係

おじいちゃんとわたしの関係



人間が違う

男と女も違う

育った時代も違う

見てきた景色も違う

持ってた環境も違う

思想も違う



よく考えたら、相手のことをどこまで知っているんだろうと思った。


でも、近くにいて家族。


人間が存在しはじめて、こんなに長い時が流れていて、

こんなにたくさんの人間がいて、その組み合わせがあって




そんな中で、この人たちと同じ時を生きていた、今も。



それは、偶然なんだろうけど


でも特別なことで、私という者が存在するのに

必要なことで


やっぱり大切な人達だ、と思ったのでした。






にほんブログ村


—————————————————————


こんなこともしてます。
どうか、見に来てやってください(°▽°)

Youtube 【ぼーっとしたいチャンネル】

Instagram 
娘とお絵かき 色んな絵に挑戦だ


応援されるとやる気が出てくるものです♪

——————————————————————